マッハ新書とは
12時間以内に書いて出版する電子出版レーベル その名も「マッハ新書」
— GOROman Go (@GOROman) 2018年4月29日
タグ #マッハ新書
執筆者募集w
執筆からたった12時間後には電子書籍として出版してしまう、いま最も尖ったインディーズ出版(自力出版)の極北「マッハ新書」ムーブメント。
マッハ書評とは
マッハ新書(12時間以内に書いて出版する)に対して, マッハ新書の出版から12時間以内に読んで書評を書いて公開することを「マッハ書評」と名付けてみる.
マッハ書評のいいことろ
マッハ新書の執筆者は出版後すぐにフィードバックを得ることで, 書籍を高速にアップデートすることができる.
マッハ書評の執筆者は自分の書評でマッハ新書のアップデートに貢献することで, より質の高いマッハ新書を読むことができる.
マッハ書評はマッハ新書のアップデートに何かしら貢献していきたいというスタイルの書評である.(OSSにPRを出すイメージに近い)
書籍の概要
著者は Gunosy CTO の @y_matsuwitter さん
DevOpsの先にある様々な事業のOpsをxOpsとしてどう取り組んでいくべきかという考えを薄い本にしたものです。売上は創業まもないベンチャー各社に家具や完全栄養食などとして配布されます。
— 松本 勇気 (@y_matsuwitter) 2018年5月6日
読んだバージョン: v0.1805.01
買った理由
- チームをエンジニアリングで最適化して快適な環境を作ることは, チーム内の意欲的なエンジニアが兼務や空いている時間があればやっているイメージ
- それが専業で存在していたらチームにフィットした解決策をもっと高いレベルで提供できるのでは?(とは言えリソースないから難しいとなりがち)みたいなことを考えていた
- ↑に対する考えが知れそう
- マッハ新書の流れ楽しい
xOpsとはなにか?
自身の組織における様々なチームのワークフローを、DevOps と同様の観点で設計・構築・改善し属人性の低下や効率化 を狙うエンジニアのことである。
感想
xOpsエンジニアというキャリア
xOpsエンジニアとはつまり自身の組織における様々なチームのワークフローを、DevOps と同様の観点で設計・構築・改善し属人性の低下や効率化を狙うエンジニアのことである。
とxOpsエンジニアが定義されており
例として取り上げられている MarketingOps や DevOps の他にも
- SalesOps
- HROps
- GrouthHaskOps
- PROps
- DesignOps
というように、チームの数だけこの組み合わせがあると思う.
タイトルにはxOpsエンジニアは"新しいキャリア"と書いたが, 顕在化していないだけでxOpsエンジニアっぽい仕事をしている人は既に存在している.
それが今後は明確にポジションとして確立されていくであろう.
xOpsエンジニアが目指す組織
サービスを開発するエンジニアが目指すのが「ユーザーにとって最高のサービスを作る」ことだとすると、xOspエンジニアが目指すは「組織にとって最高の環境を作る」ことではないかと思う.
エンジニアの求人情報に開発環境が快適であることが記載されているのが多いが それはエンジニアがサービス設計からユーザーに届けるまで, できるだけ(精神的・物理的)障害がない状態でユーザーに価値を届けることに集中できる環境つくりに取り組んでいます. というアピールでエンジニアはそれを望む.
今後は同様にチームとして, できるだけ障害がない状態で価値を届けることに集中できる組織作りに取り組んでいますというアピールも必要になってくる
= xOpsエンジニアの需要が高まってくると確信した.
まとめ
自分が普段から漠然と思っていたことを具体的な事例と言葉で明確にし,
xOpsという考え方/xOpsエンジニアという新しいキャリアに気づかせてくれた素晴らしい書籍でした.
Boothにて購入できるので、気になった方は以下のリンクからどうぞ! y-matsuwitter.booth.pm